miriamsan’s diary

凹んでもすべては過ぎ去ります。大丈夫、緩めのブログでケ・セラ・セラ。

眠ったままの黒留袖👘

今週のお題「自慢の一着」

2020 5/16 (土) ☔/☁

【 永遠に着ること無くてもいっか 🙄】

娘が小学生の頃でした。

私は当時まわりで流行っていた着物の着付けを習っていました。

一人前に着付け出来るようになったころ、着付けの発表会があり、私もステージ上で真っ白い長着の上に、自らの着物を着るというコンテストにも出たのです。

結果は・・・わるくは無かったのを記憶しています。

何しろ・・・20年ほど前の事でしたからね。

その時には、将来必ず着るという想いがあったのです。黒留袖を。

娘の結婚式にです!

しかしもうそれは、着物用の箱に眠り続けています。

💍

娘は格式張った結婚式.披露宴はしないで、入籍だけの結婚でいいのだといい。

私もその考えを反対する気もありませんでした。

しかし、あまりにも寂しいのでは無いかな・・・。
考えたあげく、私の指輪をリフォームし、
想いを込めて2人にプレゼントしたのでした。

さらに、牧師にお願いして、指輪の交換をさせたい旨を伝え、小さいけれども教会の皆さんの前で、結婚の誓いの式を挙げて頂きました。

これで、思い残す事はない。

大事な一人娘を嫁に出すのに、何もしてやれない寂しさからは少しだけ…自己満足でもかまわない・・・少しは解放された気がしました。

独自の新しい幸せな家庭を築いてくれれば、それで嬉しい事。

しなくてもいいような苦労やハードな気を使う仕事も、これからは余りしなくても、まず夫氏と話し合いながら行くでしょう。

🌿🌿

そうなんです!
黒留袖ですよね。

牧師に挙げてもらった教会の、しかも夏!
さらに8月の暑い盛りに、洗礼式を執り行う小川の流れる森の中。
そこまで、行く事に懸命に地図を見ながら行くくらいでしたから、着物は無理でしたね。

夏の静かな森、キャンプ場でもあるそこは、意外に綺麗な所でした。

木漏れ日を受けながら、ささやかに厳かに、可愛らしい結婚式。写真は何枚か撮って頂き、記念にと大事にしております。

1度しか着ていない留袖は、その想いだけを込めて、大切に大切に
私の元に保管し続けています。いつの日か役に立つ日がくるように。